杭引抜き工事とは
環・テック株式会社では、建物の解体工事後の地中に埋まっている杭を撤去する「杭撤去・引抜き工事」をいたします。
建物解体後の土地に、新築工事の計画などがある場合に、既存杭が残っていると新たに設置する杭と干渉する可能性があるため、確実な引抜きを行うことが求められます。
既成杭引抜き施工手順
1.本体機据付及び杭頭出し
本体機据付
- 重機足場の確認をする(現場状況に応じ、敷鉄板により養生を行う)
- 本体機を水平に据え付ける
- 既存杭の位置確認及び杭芯の再確認
- 先端の水噴射状況を確認する
杭頭出し
- バックホウで杭の頭が確認できるまで掘削する。(杭を折らないように慎重に掘削する。)
2.削孔
- 既存杭に沿ってオーガーケーシングを杭に被せオーガーにて周りを削孔する。
- 削孔速度は低速で行う。
3.削孔完了
- 杭と地中との摩擦の縁切りを行う。
- 杭の回転を確認する。
- 移動沈下に注意する。
- 本体足場の再確認。
4.ケーシング引抜き
- 低速でケーシングを引抜く。
5.杭の引抜き・完了
- 杭周辺の排土を確実に行う。
- 杭に玉掛けを確実に行い引き上げる。
- クレーンの高速運転は行わない。
- 引抜いた杭は、指定位置に降ろす。